毎朝起きてすぐに、頭に思い浮かぶことをそのまま1日3ページ書き続ける【モーニングページ】。アメリカでよく知られている、この朝のジャーナリング習慣を始めてみることにしました。
昔から日記は自分の大切な習慣でした。その日感じたことや心に残る文章、アイデアやインスピレーションなどを書き留める長年の習慣。書くことがもたらす効用は本当に偉大で、私はいつも気持ちの整理や、こんがらがった状況を改めて俯瞰して理解するために使うことがほとんど。そうすると書く日と書かない日があるのは必然的になりました。
「もっと書くことを毎日の生活に織り込みたいなあ」と漠然と思い、途中までしか読んでいなかった「Artist’s Way」という本を改めて手に取りました。これは12週間という期間で、創造力を高めるトレーニング方法が書いてある本。タイトルからアーティストだけのもの、と思うかもしれませんが、実際はそうではないのです。
大人になるにつれて、どこかで摩耗されてしまった創造力。そんな何かを生み出すことに繋がるこの力を、もう一度取り戻したい人のためのこの本。20年前に出版されましたが、アメリカでは長い間ベストセラーで、アーティストでなくても、もっと自分の可能性や創造性を活かして生きたいと思う人が辿り着くことの多い本なのです。
まずは、創造力を抑えてしまう自分の内側の声や自分への信頼を取り戻すことが必要。そのための手段として、この本では毎朝頭の中に思い浮かんだものを3ページひたすら書き続けるという手法を紹介しています。朝に書く、ということで名前はモーニングページ(Morning pages)。これを先週から始めてみることにしました。
まずはノートの調達。朝起きて頭がまだ完全に起きていないうちに書く、というので綺麗で上質なノートであれば書きたくて起きれるかも、と思い、購入したのはドイツ製の「leuchtturm1917」ノート。ペンが静かに走るスムーズな質感と、ペンの動きとともに聞こえるさらさらという微かな音はとっても気持ちがいい。
12週間、頑張って続けてみたいと思います。新しい習慣づくり。この習慣を通して何が見えてくるのか、見えてこないのか、今から楽しみです。