書くことと、洞察力

私の好きな本の続きが出ました。静かで、好奇心に溢れた洞察力を持つことで、ぐんと深まる日々の風景に気づかせてくれます。

「Writing Down the Bones」という本が大好きです。この本については、お友達とのポッドキャストでも話したのですが、ナタリー・ゴールドバーグという著者の文体、ユーモア、励まし、仏教的な視点が好きで、スリリングな小説でもないエッセイ本なのに、いつも読み終わりたくない気持ちにさせられます。

物を書くために、表現力、観察力を高めるためのアドバイスや彼女なりの方法が紹介されているのですが、最近その続きとしてカードが発売されました。

このカードがまた良くって・・・!

何か書きたいけれど、書くトピックが見つからない、何か掘り下げたいけれどどうしたらいいかなあ、という時に役立ちそうなテーマが、カードの表一枚一枚に書かれていて、その裏に著者のエピソードが書いてあったりします。全部書きたくなるようなテーマばかり。

週末の午後2時間くらいかけて、一枚ずつじっくり目を通しました。

全部書きたいけれど、特に目に留まったものはこちら。

  • How do I distract myself?
  • Write about a place you need to return to.
  • Start writing “No thank you.”
  • Write about your pet’s secret life. What do they do when they are alone?
  • Write about a pair of shoes/jewelry/clothes you loved.
  • Write about your favorite city.
  • Where do you feel most alone?
  • Start writing “don’t ever forget ….”

こう書いていて気付くのは、私は、彼女が日々の生活における些細な事や、毎日見ている風景、感じていること、いつも流れて行ってしまう瞬間に対して、インクルーシブな好奇心と、愛のある洞察力を持ってきてくれることがとても好きなのだと思います。一度きりの人生。こういう風な視点をもっと日常に取り入れて、もっと彩り豊かに生きたいなあと思うのです。

Writing Down the Bones Deck- 60 cards to free the writer within